Ken’s Wood Working


工房概要

会社名
KEN’S WOOD WORKING
会社名ふりがな
ケンズウッドワーキング
代表者名
都築 謙司
創業
1997年
所在地
北海道夕張郡長沼町西3線北6番地
電話番号
0123-88-0929 携帯 090-2052-6704
Eメール
kens-wood-working@hokkaido.email.ne.jp

ご挨拶

主に無垢の広葉樹を使い日常生活に使われることを前提に使いやすさと丈夫さにこだわりシンプルでオリジナリティーあるデザインの家具製作を目指しています。
十数年後に年月という仕上げを経て美しくなった家具たちとの再会を製作しながらいつも考えています。
一品ずつ手仕事の味を残した家具をいつまでも愛着を持っていただきたい、それが一番の思いです。


略歴

1980年 高校卒業後、家業の和風建築大工を継ぐ
1992年 カナダへ1年間遊学
1993年 北海道に移住しログハウスメーカー、工務店等に勤務
1996年 西オーストラリアの家具工房「フィル・ブルックス・ファインファニチャー」にて家具製作を習う。
1997年 自宅横に工房を建て独立
2000年 札幌「さいとうギャラリー」にて「木の仕事3人展」
2001年 愛知県半田市 「DO LIVING ISSEIDO」にて二人展
2002年 第15回北の生活産業デザインコンペティション入選
2003年 DO LIVING ISSEIDOにて個展(2011年まで、毎年春or秋に開催)
2004年 札幌 大丸藤井セントラルにて「木の家具5人展」
毎年、グループ展参加
2008年 住宅、工房ともに現在地に移転      2011年 札幌 茶廊法邑にて個展           2012年 札幌 クラフトアゲルにて個展       2013年 札幌 大丸藤井セントラルにて〜7人で綴る木と家具のストーリー〜に参加 

Ken’sの仕事

ケヤキのセンターテーブルの製作作業中。自家製のワークベンチを使いここから作品が生まれていきます。

引き出しのツマミ部分の製作風景。箱物にとってイメージを大きく左右する箇所であり、そして作り手から使い手に気持ちを伝える重要な部分である。

いかに長期使用に耐えるか最も肝心なのが接合の仕方と精度です。主に伝統的なホゾ組や蟻組などを用いまた、接着剤も使用場所に応じ数種類を使い分けています。

素材の特性を最大限生かすためにオイル仕上げを施しています。研ぎこみをしてなんども塗装を繰り返すために手間がかかりますが木材の呼吸を止めることなく使い込むほどに味わいのある色合いに変化していきます。昔ながらの亜麻仁油や桐油を用いたものやドイツ製無公害自然塗料、そしてウレタン混合の最新のオイルまで家具の使用目的に応じて使い分けています。どのオイルも建築基準法の規制対象外規格(F☆☆☆☆)を使用していますのでシックハウス対策も万全です。着色はオイル着色塗装に限り行います。


隠れた仕事

見えないところこそ大切!

〔地獄ホゾ〕 脚と天板を取り付けるのに使い、楔がホゾの奥で開きはずれなくなります。

〔寄せアリ〕 反り止めを天板裏に取り付けるのに使います。

寄せアリで取り付けた反り止め。取り付け跡が全くわかりません。Ken’s Wood Workingではテーブル、デスク等の反り止めに採用しています。同じ種類の材なので伸縮に対応でき長年効果が発揮されます。

〔ダヴテール〕 これは見えてますが天板と板脚との取り付け部分です。強度的にも装飾的にも優れています。